【東京ゲームショウ2026】第2弾:ブース装飾に「布」を採用!防火基準のクリアと演出機材の選定基準

ブース紹介、第2弾!!作り来む
こんにちは、AZSTOKEです。東京ゲームショウ2026に向けたブース製作記、第2弾をお届けします。前回(第1弾)では、単管でブースのフレームを組み、収納付きの机の骨組みまでを自社施工でつくり上げたところまでをご紹介しました。
第2弾となる今回は、そこからさらに一歩進んで「仕上げ」と「設備」の工程です。
まずは机と壁の面材に何を使うのか、ここで私たちが選んだのが『布』でした。
布を選んだ決め手は??
面材にはベニヤやパネルなどいくつか選択肢がありますが、私たちは布を選びました。
一番の理由は、施工と撤去のスピードを速くできることです。
展示会は設営・撤去に使える時間が限られていることが多く、ここで手間取ると当日の負担が一気に大きくなります。
布であれば張る・外すの作業がシンプルで、フレームさえ組めていれば短時間で面を仕上げられます。
もうひとつの理由は、布は小さく畳めるので、持ち運びも保管も手軽だということです。
パネル類はかさばって運搬にも保管場所にも苦労しますが、布ならコンパクトにまとまり、車への積み込みも倉庫での保管もぐっとラクになります。
次回以降の展示会でも繰り返し使えることを考えると
この身軽さは大きなメリットだと判断しました。
防火ラベルは必須条件
布で進めようと準備を始めたところで、重要なルールを知りました。
東京ゲームショウでは、布を施工物(装飾・造作物)として利用する場合、防火ラベルの貼り付けが必須だということです。
防炎処理がされていることを示すラベルで、これがないとそもそも使用が認められません。
そこで、机と壁に使う布を自分たちで設計したうえで外注し、あわせて防火ラベルの貼り付けまで対応してくれる業者を探しました。
お願いしたのは『ビニプロ』さんです。問い合わせで連絡したところ、防火ラベルの貼り付けにも対応してもらえるとのことだったので、そのまま依頼しました。
設計と防炎対応をまとめてお願いできたことで、安心してこのあとの工程に進めます。


左の面をテスト施工
届いた布を、まずはテストとして左の面のみ軽く貼り付けてみました。
いきなり全面を本番施工するのではなく、張り具合や見え方を確認するための試し張りです。
実際にやってみると、やはり施工のスピードを考えると布にしてよかったと感じました。
作業がスムーズで、面がきれいに立ち上がっていきます。
今回はしっかり張れるような形(下地・留め方)にしてあるので、あとはどこまでいい感じに見せられるか。
細かな張り具合やシワの調整は、当日、現場で詰めていこうと思います。

机の天板をどうするのか
机も同じく布で仕上げる方針です。
ただ、机の躯体は単管で組んでいるため、単管と単管の間には「面」がありません。
布を天板として張るには、その間を埋めて支える下地が必要でした。
ここで効いてくるのが、またしても防火の条件です。
天板の下地に使う材料も、木材を含めて防火材でなければいけません。
防火性・入手性・コストを考えた結果、採用したのが100円均一で手に入るアルミの枠でした。
金属なので燃えにくく、軽くて加工もしやすい、まさにうってつけの素材です。

そのアルミ枠を、結束バンドで単管フレームに接続していきます。地道な作業ですが、複数の枠をつないでいくことで、面としてしっかりとした机の天板になりました。

あとはこの上から布を設置すれば、机の完成です。躯体は単管、下地はアルミ枠、仕上げは防炎の布と、すべての層で防火をきちんと考慮できた構成になりました。

モニターとテレビ設置
布まわりが固まってきたので、次は映像まわりのテストです。
手前にモニターを2台、そして奥に43インチのテレビを設置します。
さらにテレビの上には、スピーカーを設置するための器具ももろもろ取り付けました。
映像と音をまとめて見せられるレイアウトを目指しています。

課題は、ブースの躯体が単管であること。
一般的な壁掛け金具は壁や柱を前提にしているため、そのままでは使えません。
そこで単管のサイズに対して接続できる壁掛けの仕組みを探したところ、ちょうどいい感じのものが見つかり、それらを使って設置しています。





音はやっぱりGenelec。モニターと合わせて壁掛けでまとめます。
スピーカーには Genelec を採用しました。
サウンドに関わる私たちにとって、音の要となるスピーカー選びは妥協できないポイントです。この Genelec も、モニターと同じように壁掛けで設置していきます。
実際に取り付けてみると、モニターとスピーカーの設置はいい感じに仕上がりました。
単管に対応した壁掛けの仕組みと合わせて、これはいいものを見つけたな、という手応え。映像と音がすっきりと配置され、ブースとしての完成度がぐっと上がりました。

照明はダクトレール
次はライトの設置です。
展示物やブースの見せたい部分をしっかり照らすために、照明は自由に位置や向きを変えられるようにしたいと考えました。
そこで、左右の単管から部材を伸ばし、その先にダクトレールを設置する構成にしました。ダクトレールならスポットライトを好きな位置に取り付けられ、角度も自由に調整できます。当日の展示内容に合わせて、光の当て方を柔軟に変えられるようにしておきました。

電気はコンセント式
照明を組むうえで避けて通れないのが電気の扱いです。
ここには資格の壁があります。私が持っている第二種電気工事士だけでは、対応できる範囲に限りがありました。
そこで発想を変え、ダクトレールはコンセント式に加工することにしました。
直接結線するのではなく、コンセントに挿して使える形にしておくのです。

この考え方でブースの電気周りをすべてコンセントで実現できるようにしました。
結果として、資格が必要な工事の範囲を最小限にでき、電気工事の依頼は外注しつつも、かなり安価にお願いできるようになりました。
安全性と資格要件を守りながらコストも抑える、という狙いです。
光る会社名
電気まわりで一番大事にしたいのが、入口の会社名サインです。
ブースの顔であり、来場者が最初に目にする部分。
ここはしっかりとLEDのライトで光らせて出したいと考え、3Dプリンターを活かして自分たちで制作することにしました。
下のGIFは、そのAZSTOKEの文字にLEDを内蔵して光らせることに成功したときの様子です。
狙いどおりに文字がきれいに発光してくれました。


3Dプリンターでの造形として、ここではKとOの文字をお見せします。1文字ずつ形を出力し、中にLEDを仕込めるように設計しています。


さらに、できあがった3Dプリンター製の文字を単管にどう接続するか、その取り付け方法も考案しました。
こちらの接続パーツも3Dプリンターで制作済みです。
文字そのものだけでなく、設置の仕組みまで自作でまかなえるのが3Dプリンターの強みだと感じています。


準備はいよいよ大詰め。本番に向けて、走り切ります。
布の採用と防火対策から始まり、机の天板づくり、モニターとスピーカーの設置、照明のコンセント化、そして光る会社名サインまで今回でブースの全体像がようやく見えてきました。
ここまでの多くを自社施工でまかなえているのも、少しずつノウハウが積み上がってきた証だと感じています。
引き続き、当日に向けて急ピッチで進めていきます。次回もどうぞお楽しみに! 📅 出展概要
イベント名:東京ゲームショウ2026(TOKYO GAME SHOW 2026)
会期:2026年9月17日-21日(5日間)
会場:幕張メッセ [アクセス]
出展エリア :ビジネスソリューションコーナー【10-E09】
出展詳細URL:TGS2026 AZSTOKE 出展ブース詳細



