top of page

【SKYSQUAREの道-042-】1トンを超える大規模部材を求めて!〜鉄〜

  • 3 日前
  • 読了時間: 6分
【SKYSQUAREの道-042-】1トンを超える大規模部材を求めて!〜鉄〜

こんにちは

株式会社AZSTOKE 中島です。


今回の目的は

重量鉄骨を部材として確保する


今回、フィールドに導入を決定したのは、人力ではびくともしない、重機(ショベルカー)でしか扱えないレベルの「重量鉄骨」。

目的はただ一つ。

この巨大な鉄の塊が放つ、圧倒的な質量感を持った「音」を収録するためです。

本物のフォーリーフィールドとして、既製品の音源では決して再現できない、大気と大地を震わせる「鉄の咆哮」を求めて。

積載限界ギリギリの重量物をどう受け入れ、どう配置するのか。

SKYSQUAREが、また一歩「音の極地」へと踏み出します。


これまでのSKYSQUAREの道の記事一覧はこちら

SKYSQUARE

目次



1,廃材置き場で見つけた「理想の素材」


大規模な鉄素材による収録。

その第一歩は、理想的な音の「鉄」を探し出すことから始まりました。

今回は、以前から付き合いのある廃材業者へ連絡。

大型の鉄骨が購入可能との回答を得て、すぐさま現地へと向かいました。


廃棄された鉄骨

お宝の山

広大な敷地に山積みにされた廃棄鉄骨。

本来であれば、これらは再利用されるか溶解される運命にある「資材」ですが、私の目にはこれらがすべて、唯一無二の音を出す「巨大なフォーリー部材」として映ります。

実際に現物を確認しながら、その厚み、長さ、そして叩いた時の響きを吟味します。

今回求めているのは、人力では決して動かすことのできない圧倒的な質量。

ショベルカーのパワーをぶつけた時に、どれほど重厚で、どれほど鋭い金属音を響かせてくれるのか。

数ある廃材の中から、SKYSQUAREのフィールドで新たな音を宿すに相応しい、選りすぐりの鉄骨を選定します。


2, 現物の引き出しと検品。重機による「素材確認」


廃材の山から目星をつけた鉄骨を、ただ眺めるだけで判断することはできません。

重なり合っている巨大な部材の全体像を確認するため、現地のショベルカーを稼働して、山から引き出してもらいます。


鉄骨を購入へ

まずは積み上がった鉄骨の山へ、ショベルカーのフォークが深く差し込まれます。

今回選定したのは、肉厚で十分な長さを持つ重量級の部材。

周囲の廃材と干渉しながら、慎重に一本ずつ「発掘」されていく様子は圧巻です。


鉄骨検品

実際に地面へと下ろされた鉄骨。 山に埋もれていたときには見えなかった、全体の歪みや断面の厚み、そして錆の進行具合を一つひとつチェックしていきます。

SKYSQUAREでの大規模収録において、部材の「質量」はクオリティに直結します。

ショベルカーでしか持ち上げられないこの圧倒的な重さを目の当たりにし、これがフィールドに置かれた時の存在感を確信しました。

検品の結果、状態は良好です。


3,トラックへの積載。現場に響き渡る「期待のフォーリー音」


品を終えた鉄骨を、いよいよ運搬用のトラックへと積み込んでいきます。

ここでも重機のパワーを借り、慎重かつダイナミックな作業が続きます。

ショベルカーで吊り上げられた鉄骨が、トラックの荷台へとゆっくりと近づきます。

そして荷台に接地した瞬間、「ガシャン!!」という、鼓膜を震わせるような凄まじい衝撃音が現場に鳴り響きました。

この音を聴いた瞬間、「これだ」と確信しました。

ただの金属音ではない、圧倒的な質量がぶつかり合った時にしか出せない重厚な響き。

この1回のアクションだけでこれほどの存在感を放つのなら、SKYSQUAREのフィールドで本格的に収録した際、どれほど素晴らしい素材になるか。

期待が大きく膨らみます。


積み込み作業

積載完了。 トラックのサスペンションがグッと沈み込み、その重量を物語っています。 過積載にならないよう計算しつつ、安全に固定します。


4,音のバリエーションを支える「三種の鉄骨」


今回、SKYSQUAREの新たな音源素材として迎え入れたのは、サイズの異なる3種類の重量鉄骨です。

バリエーション豊かな金属音を収録するため、あえて形状と質量の違うものを選定しました。


今回の3種類の鉄骨

便宜上「小・中・大」と呼んではいますが、その実態は凄まじいものです。

一番小さい「小」サイズの鉄骨であっても、厚みのある高密度の鋼材であり、大人が数人がかりで挑んでもびくともしません。

人力で持ち上げることなど到底不可能な、まさに「重機専用の音響部材」です。


  • 小サイズ:コンパクトながら密度が高く、鋭くも芯のある衝撃音を放つ。

  • 中サイズ:汎用性の高い長さと重量。地面との接触面によって多彩な表情を見せる。

  • 大サイズ:ショベルカーのパワーを最大限に引き出す巨大な塊。空気を震わせる重低音の余韻が特徴。


これら3つの鉄骨が揃ったことで、SKYSQUAREでの大規模収録の幅は劇的に広がります。 「持ち上がらない」という事実こそが、デジタルでは作れない本物のサウンドを生み出すための絶対条件なのです。


5,SKYSQUAREへの搬入。自社重機による荷下ろし


積載限界ギリギリの重圧を背負ったトラックが、ついに私たちのフィールド、SKYSQUAREに滑り込んできました。

ここからは外部の手を借りず、自分たちの手でこの「音の塊」を迎え入れる番です。


SKYSQUAREに到着

到着したトラックの荷台には、三つの鉄塊が鎮座しています。

あらためて間近で見ると、その存在感は圧倒的。これまでの設備投資とは一線を画す、「純粋な音の素材」としての迫力が伝わってきます。


ショベルカーで荷下ろしをしてなんとか現地まで運び込めました!!

運搬と荷下ろしなどが結構手馴れてきたところです。

部材も揃ってきたのでさらに進めていきます。


SKYSQUAREの記事一覧


bottom of page