【SKYSQUAREの道-044-】金属加工の内製化へ!アーク溶接特別教育による構築力の強化~免~
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こんにちは
株式会社AZSTOKE 中島です。
今回の目的は
次の発展には溶接が必須
山梨のフィールドスタジオ「SKYSQUARE」における開発環境をさらに深化させるべく、14個目の資格取得として「アーク溶接特別教育」を修了しました。
これまで電気工事や重機作業を通じて基盤整備を進めてきましたが、現場での金属部材の接合・加工技術を習得したことで、スタジオ構築の自由度は飛躍的に向上します。
□現在の資格
大型第1種免許
大型特殊車両免許
けん引免許
車両系建設機械(整地等)
車両系建設機械(新解体)
小型移動式クレーン
チェーンソー(伐木等)
玉掛け
不整地運搬車
林業機械(伐木等)
電気工事士2種
低圧電気(14H)
高所作業車
アーク溶接 ←今回はこちら
これまでのSKYSQUAREの道の記事一覧はこちら
■目次
1,いつものコベルコ市川センターへ
講習場所は、これまでの資格取得でも利用しているコベルコ教習センター市川です。
今回は第6教室での受講となりました。

配布されたテキストに基づき、アーク溶接の原理や電気的特性、安全上の留意点について学んでいきます。

アーク溶接は高温の熱源を扱う作業であり、感電防止や遮光、火災対策といった安全管理の徹底が求められます。理論を正確に把握することで、現場でのリスクを排除しながら、金属を接合する技術を運用可能にします。
この技術を習得することで、既製品では対応できないフィールドレコーディング専用のマウント製作や、設備のカスタマイズなど、SKYSQUAREの環境に最適化した金属加工が可能になります。音を捕らえるためのインフラを自社で完結させるための、具体的な実装が始まりました。
2, 3日間にわたる講習スケジュール
今回の講習は、3日間かけて行われます。
1日7時間ずつ、計21時間のカリキュラムとなっており、内訳は学科が11時間、実技が10時間です。

長時間の講習となりますが、金属を扱う上で必要な知識と技能を基礎から積み上げていきます。
早朝からの移動なので3日間でも結構体力をもっていかれます。
3,学科講習の実施と安全対策の確認
学科講習では、11時間にわたってアーク溶接の基礎理論を習得します。
溶接の原理や電気の性質といった物理的な側面から、作業者の安全を確保するための法規制、そして実際の施工における注意点まで、広範囲に及ぶ知識が求められます。
特に重点を置いたのが、使用する工具や保護具の正しい知識です。

写真は、講習で実際に使用する工具一式です。溶接棒を保持するホルダーや、母材を固定するクランプ、スラグを除去するチッピングハンマーなど、一つひとつの道具の役割を確認しました。
アーク溶接は、適切な工具の選定とメンテナンスが作業の質を左右するだけでなく、重大な事故を防ぐための大前提となります。各工具の絶縁状態のチェックや、適切な保護具の着用など、実技に入る前にクリアすべき基準を徹底して学びました。
4,昼休憩と講習のサポート環境
長時間の講習において、重要なリフレッシュの時間となるのが昼休憩です。コベルコ教習センター市川では、受講生向けにお弁当の注文が可能となっています。

今回注文したお弁当は、400円という非常に手頃な価格設定ながら、ボリュームもあり味も非常に満足度の高いものでした。こうした充実したサポート環境があることで、午後の学科や実技に向けてしっかりと集中力を維持することができます。
コストパフォーマンスに優れた食事でエネルギーを補給し、引き続き午後のカリキュラムに取り組んでまいります。
5,実技講習による金属接合の実装
学科で学んだ理論を基に、いよいよ10時間に及ぶ実技講習へと移行します。
実際にアークを発生させ、金属を溶融・接合させる技術を身体に覚え込ませる工程です。

実技会場では、個別の溶接ブースが並び、安全が確保された環境下で作業を行います。
強烈な光線や火花が発生するため、遮光面や防護服、皮手袋といった装備を完璧に整えた上で、ホルダーの操作習熟に励みます。

使用する溶接機は、出力電流の微調整が可能な産業用のモデルです。
溶接棒と母材の距離、移動速度、そして電流値の相関関係を、実際の火花の飛び散りやビード(溶接跡)の状態から判断しなければなりません。
6,実技演習による溶接ビードの形成と精度の向上
実技講習の核心となるのが、実際に金属板を接合する演習です。
今回は2枚の金属板を垂直に組み合わせる「T字ジョイント(すみ肉溶接)」に挑戦しました。
アークの長さを一定に保ちながら、適切な速度で溶接棒を運ぶ技術が求められます。

演習初期の段階では、アークを安定させるのが難しく、金属が十分に溶け合わなかったり、ビード(溶接跡)が途中で途切れてしまったりと、苦戦する場面もありました。
電流値と手の動きの同期が乱れると、すぐに仕上がりに影響が出てしまいます。

しかし、反復練習を経てコツを掴んだ後半の試行では、均一な幅のビードを形成し、安定した接合を行うことができました。金属同士が一体化する際の感覚を身体で覚えることで、接合強度の信頼性も高まります。
この「鉄を溶かして繋ぐ」という確かな手応えを得たことで、SKYSQUAREにおける音響設備の強固な基盤構築や、現場独自のカスタマイズが現実味を帯びてきました。
7,修了証の交付と今後の展開
3日間にわたる計21時間の講習をすべて終え、無事にアーク溶接特別教育の修了証が交付されました。

これでSKYSQUAREに関連する資格は、合計で14個目となります。
電気工事士の免状に加え、今回「溶接」の技能を習得したことで、電気系統の構築から金属構造物の製作まで、スタジオのインフラ整備をほぼ全域にわたって内製化できる体制が整いました。
山梨のフィールドスタジオという特殊な環境下では、市販のスタンドやラックでは対応しきれない、地形や樹木に合わせた特殊な設置方法が求められる場面が多々あります。
今回手にした技術を活かし、重量級の機材をミリ単位で固定する専用治具や、過酷な天候から精密機器を保護する堅牢なシェルターの構築など、音を捕らえるための「最強のフィールド」作りをさらに加速させてまいります。



